コーヒーを知り尽くしたプロたちの、家カフェのすべて
家でコーヒーを淹れる時間が習慣になった人へ。コーヒーの発信を続けるプロたちが実際に使っている道具と材料を、「豆を選ぶ」から「手入れ・洗浄」まで12の工程順に並べました。掲載しているのは、本人の公式YouTube・Instagram・本人運営ブログ・所属店の公式サイトで使用や購入を確認できたものだけです。提供・PR・監修・自社商品にあたるものは、商品ごとにその関係性を明記しています。
- CAFICT器具・道具
- 粕谷哲抽出・焙煎
- 岩崎泰三ハンドドリップ
- ひろ(every coffee)水・保存・計測
- 大森崇史焙煎・豆
- norino(noricafe)ラテアート・ミルク
- Kenken Coffee抽出比較・エスプレッソ
- Adelie(Adelie Coffee Lab)ラテアート・植物性ミルク
- はち(Kurashi-Hack)ラテアート
豆を選ぶ
粕谷哲さんが代表を務めるPHILOCOFFEAの定番ブレンド、中深煎り。公式では「迷ったらこれ、のバランス」と紹介されています。100g/200g/500g/1kg、豆・挽き方を選べます。
012(中煎り)・013(中深煎り)・014(深煎り)を各100gずつ。焙煎度の違いを飲み比べて、自分の好みを探したい人向けのセットです。
粕谷哲さんが代表を務めるPHILOCOFFEAの定番ブレンド「RUDDER BLEND」の中煎り。動画では朝に飲んでほしい一本として紹介されています。
PHILOCOFFEAの定番ブレンドの深煎り。動画では夜に飲んでほしい一本として紹介されています。公式商品ページではミルクとの相性が良く、カフェオレやラテのベースにも向くと説明されています。
ひつじ珈琲の代表・大森崇史さんが焙煎する自社ブレンド。店で一番人気の定番で、食事にもお菓子にも合わせやすい中煎り。
ひつじ珈琲のカフェ店舗で実際に使っているエスプレッソ用ブレンド。ミルクとの相性を見て深くしすぎない焙煎にしている。
コーヒーブログ「every coffee」のひろさんが自分で買って飲んだ、ロクメイコーヒーの看板ブレンド。グアテマラ主体で甘さとすっきりした後味が持ち味。
豆を保存する
フタを押し下げて中の空気を抜くタイプのガラスキャニスター。ひろさんの計測では豆が約250g、半分で約157g入ります。
パッキン付きのガラスキャニスター。ひろさんが「コーヒーの保存容器はパッキン付きがいい」という回で最初に挙げている1本です。
計量・下準備
粕谷哲さんが世界大会のセットアップに使った競技向けスケール。日常の愛用品としてではなく、大会で使った機材です。
岩崎泰三さん本人がPROOF OF GUILDと共同開発した真鍮のメジャースプーン。浅煎りと深煎りのどちらも1本で10g量れるように設計されている。本人の自社ストアNOUDOでも販売されている。
淹れたコーヒーの濃度(TDS)を数値で測る屈折計。ひろさんは5年間の主観的な味の表現を数値で裏取りするために自費で購入しています。
真鍮色の計量スプーンと、コーヒー袋を留めるクリップのセット。柄が長いので袋の奥の豆もすくいやすい造りです。
豆を挽く
CAFICTと粕谷哲さんが、それぞれ別の場所で「愛用している」と挙げた手挽きグラインダー。世代(MK3/MK4)は出典から特定できていないため、シリーズとして掲載しています。
CAFICTがメーカーからサンプルを借りてレビューした手挽きグラインダー。本人が購入した愛用品ではありません。
家庭用として設計された電動コニカルグラインダー。粕谷哲さんが自分のチャンネルで開封からコマンダンテC40との淹れ比べまで検証し、PHILOCOFFEAでも「粕谷イチオシの電動グラインダー」として取り扱っています。重量約3.5kg、無段階調整、マグネット式グラインドカップ付属。
水を選ぶ・沸かす
細口で湯量を調整しやすい電気ケトル。CAFICTはふるさと納税で入手して使用、粕谷哲さんは愛用品として挙げています。世代は特定できていません。
粕谷哲さんがHARIOと共同開発した300mlのミニドリップケトル。少量を注ぐときに扱いやすいサイズです。
粕谷哲さんが World Brewers Cup の世界大会で使った水として、複数の動画の概要欄に固定で掲載されているミネラルウォーターです。硬度0.2mg/Lの超軟水。
硬度2以下・pH9.9の超軟水。ひろさんが自分で買って、いつもの浄水した水道水と同じ豆・同じ淹れ方で飲み比べた1本です。
ハンドドリップ
粕谷哲さんが世界大会のセットアップに使ったドリッパー。日常的な愛用品としてではなく、競技で使った機材として挙げられています。
粕谷哲さんがHARIOと共同開発した本人モデル。「4:6メソッド」に合わせてリブの形状を設計しています。
CAFICTが自分で買って使っている抽出補助ツール。湯を均一に落とすため、忙しい朝でも味を揃えやすくなります。
抽出が遅く、濃いめに仕上がるタイプの磁器ドリッパー。
抽出速度が中間の、バランスよく仕上がる磁器ドリッパー。
抽出が速く、あっさりめに仕上がる磁器ドリッパー。
1〜2杯分にちょうどいい、耐熱ガラスの小ぶりなコーヒーサーバー。
粕谷哲さんが素材・織り方・形状まで見直して自社PHILOCOFFEAで開発したネルフィルター。柔らかいネルと硬いネルの2種1組で、味わいの違いを選べます。「取っ手+ネル(2種1組)」と「替えネル(2種1組)のみ」の2構成。
新潟・燕の職人が手作りする銅製のウェーブドリッパー。粕谷哲さんが概要欄の「その他おすすめのコーヒー器具」枠で継続的にすすめています。
粕谷哲さんが世界大会のセットアップで使ったV60用ペーパーフィルター(02サイズ・ホワイト)。
2022年の「買って良かったコーヒー道具」第2位。1つ持っていたところから買い足していき、複数所有するようになったドリッパー。
浸漬式・その他の抽出
粕谷哲さんが自宅で継続して使っているコーヒーメーカー。透過(ドリップ)と浸漬を組み合わせたハイブリッド抽出が特徴です。粕谷さん自身は「製品開発には関わっていない」と動画で明言しています。
コーン式ミルを内蔵した全自動コーヒーメーカー。粕谷哲さんが「グラインダーも買わなくていいから、これで完結する」と紹介しています。挽き目は細挽き〜粗挽きの無段階調節。
スイッチ操作で「浸す」「落とす」を切り替えられるHARIOの浸漬式ドリッパー。粕谷哲さんがHARIOアンバサダーとして淹れ方を解説しています。ペーパーフィルター40枚付き。
コーヒー粉をお湯に浸けてからスイッチを押して落とす浸漬式ドリッパー。V60ペーパーフィルターを使う。既存の AeroPress オリジナルとは別カテゴリの浸漬式器具。
エスプレッソ
家庭用の手動レバー式エスプレッソマシン。業務用マシンでも競技用機材でもなく、電源はプレヒート(予熱)のみに使う。業務標準の58mmポルタフィルターを採用。
家庭用の直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)。電動のエスプレッソマシンや競技用機材とは別カテゴリ。
ミルク・ラテ
CAFICTさんがSCAJ2022の会場で試飲して紹介したオーツミルク。継続して使っている愛用品ではなく、その場で飲んでおいしかったという紹介です。
ハンディタイプのミルクフォーマー。充電式で、目の細かいフォームミルクが作れる。
粕谷哲さんがオーツミルクブリューの動画で「オススメのオーツミルク」として名指ししている、バリスタ向けのオーツミルクです。
江崎グリコの業務用アーモンドミルク。粕谷哲さんがグリコ担当者と一緒に撮影したPR動画で、焙煎度による味の変化を検証しています。スーパーでは買えず、グリコダイレクトショップなどの取り扱いです。
本人が「初めて見るラテアート用豆乳」として買って試したバリスタ仕様の豆乳。エスプレッソ・ほうじ茶・抹茶の3種で注ぎ比べる回にも続けて登場します。
現役バリスタが「牛乳とほぼ同じ感覚でラテアートができた」と書いているアーモンドミルク。甘めのカフェラテが好きな人向け、とのこと。
現役バリスタが「ずっとシャープスパウトを使っている」というメインのピッチャー。細い線を狙うラテアート向き。
取っ手のないハンドルフリー型。ラバーのグリップが最初から巻かれていて、切って貼る手間がないのが決め手だったそうです。
競技向けの尖ったスパウト。置き系のデザインに向く一方、流し系は難しい——と本人が比較しています。
家でカフェラテを淹れるときの愛用ピッチャーとして、道具紹介動画で挙げられていたもの。
10個以上あったピッチャーを手放したあと、手元に残した3本のうちの1本。取っ手のないハンドルフリー型の12oz。
牛乳の選び方(商品カードはありません)
牛乳については、今回調べた範囲では発信者が銘柄を書き残しておらず、商品として掲載できるものがありませんでした。唯一、選び方を具体的に書いていたのが現役バリスタのnorinoさんです。本人のブログには、ラテアートに向くのは「乳脂肪分3.5%〜3.8%の牛乳」で、「パックの裏に書かれている成分表の乳脂肪分をチェックする習慣」をつけるとよいと書かれています。norinoさん自身は「乳脂肪分3%の加工乳をよく使っています」とも書いていますが、銘柄名は記載がありません。AIYOU編集部として、出典にない一般論を足すことはしていません。
出典: norino(noricafe)/norinocafe blog「ラテアートに適した牛乳(ミルク)はどれ?豆乳やアーモンドミルクでも大丈夫?」アイスコーヒー・水出し
本人の『【急冷式】アイスコーヒー基本のレシピ』で、急冷式アイスの受けサーバーとして使用している耐熱ガラス製サーバー。アイス専用品ではなく、ホットのドリップでも使う汎用サーバー。
注ぐ・飲む・持ち運ぶ
形状の違いで香りの立ち方が変わるダブルウォールのコーヒーグラス。
フレンチプレスとしても、フタを替えれば保温タンブラーとしても使える2層構造のボトル。ひろさんは旅行とカフェ巡り用に買っています。
香りが立つように設計された美濃焼のマグ。CAFICTさんが持っているのはCores別注版で、動画にもよく登場するカップです。
手入れ・洗浄
岩崎泰三さんが2025年の「買ってよかった」に挙げた手動ブロワー。ミルに残った微粉を吹き飛ばす道具です。
硬い毛と柔らかい毛が両端についた、ミル掃除用のブラシ。柔らかい方は微粉を払うのに向いています。木の持ち手とケース付き。
使い終わったコーヒーかすをペーパーフィルターごと入れて、消臭剤として使えるポット。本体は釉薬を使わない焼き締めで、かすが乾きやすい造りです。
CAFICTさんおすすめのコーヒー通販
豆をどこで買うか迷ったときに。CAFICTさんが自身のブログで挙げている通販ショップ・サービスから4つを紹介します。特定の銘柄は指定されていないため、商品としては掲載せず、ショップへのリンクのみを載せています。
「定番だけど、私はやっぱりずっと好き」。日本上陸前からサブスクで注文していて、シングルオリジンだけでなく定番のブレンドもいつも注文するとのこと。
焙煎の世界チャンピオン・後藤氏の店。「深めのが飲みたくなったら最初に思い浮かべるコーヒーショップ」と紹介されています。
エアロプレスの大会で使われた豆を飲んでおいしく、「それ以来定期的に注文している」とのこと。種類が豊富な一方、発送日が決まっている点も書かれています。
提供を受けて試したあと「結局自分でも申し込むことに」。コーヒー診断で好みに合わせた豆が届くサブスクです。
この特集の紹介者
くぼたまりこさんが運営する、コーヒーのある暮らしと道具のブログ。器具のレビューや選び方を長く発信し、書籍『CAFICT コーヒーと暮らす。』も刊行。自身でコーヒー道具の企画・販売も行っています。
2016年のWorld Brewers Cupでアジア人として初めて優勝したバリスタ。誰でも味を再現しやすい抽出法「4:6メソッド」の考案者で、千葉のPHILOCOFFEAを経営しています。
「コーヒーを愛しすぎた男」として発信するコーヒージャーナリスト。豆の評価から焙煎、抽出まで幅広く扱い、著書『はじめてのおうちカフェ入門』も刊行しています。
コーヒーブログ「every coffee」とYouTubeを運営。器具も水も自分で購入して実測・飲み比べし、型番や数値まで書き残すスタイルです。プロのバリスタ・焙煎士とは名乗っていません。
栃木県大田原市の自家焙煎コーヒー店「ひつじ珈琲」の代表。YouTube「ひつじ珈琲の珈琲研究室」で焙煎や抽出を扱っています。この特集では自社ブレンドを掲載しています。
現役バリスタとして働きながら、ブログ「norinocafe blog」とYouTubeでラテアートやエスプレッソを解説。ミルクピッチャーをスパウトの形状ごとに買って注ぎ比べたレビューを書いています。
抽出の条件を1つずつ変えて比較検証する動画を出しているYouTubeチャンネル。毎回の概要欄に「動画に出てくる器具」を型番つきで公開しています。
家庭用エスプレッソマシンで独学のラテアートを続けている夫婦のYouTubeチャンネル。バリスタ仕様の植物性ミルクを商品名つきで注ぎ比べています。
元バリスタのホームバリスタ。YouTubeとWebサイトでラテアートと家庭用エスプレッソの情報を発信し、ミルクピッチャーを10個以上使ったうえで手元に残したものを公開しています。
出典と掲載方針について
この特集はAIYOU編集部が公開情報をもとに独自に整理したものです。掲載している各人物・ブランドとの提携や、各人物からの公認を示すものではありません。
商品ごとに「愛用」「継続使用」「使用」「本人購入」「おすすめ」「ベストバイ」「世界大会で使用した機材」「提供」「PR」「監修・共同開発」「自社商品」のいずれかを表示しています。提供・PR・監修・自社商品にあたるものは、本人が自費で購入して使い続けている品とは分けて読んでください。アフィリエイトリンクの有無と、動画自体のPR表記は、関係性とは別枠で表示しています。
粕谷哲さんはHARIOと「粕谷モデル」シリーズを共同開発しています。この特集では、粕谷モデルにあたる商品にのみ「監修・共同開発」を表示し、それ以外のHARIO製品には付けていません。
出典は各商品に記載したURLのとおりで、本人の公式YouTube・Instagram・本人運営ブログ・所属店の公式サイトのみを根拠にしています。ブランド公式サイトやECサイトは商品の名称・仕様・型番・販売状況の確認にだけ使い、「本人が愛用している」根拠には使っていません。
型番・容量・世代を出典から特定できなかった商品は、推測で補わずシリーズ単位で掲載しています。購入リンクは、ブランド・商品名・型番・容量・色・セット内容・世代の一致を確認できたものだけを商品ページへ直接つないでいます。確認できなかった販売先のタブは「◯◯で探す」と表示し、別の商品へ誘導しないためにその店の検索結果を開くようにしています。
牛乳(乳)は、発信者が銘柄ではなく乳脂肪分で語る商材のため、商品として掲載できるものがありませんでした。「ミルク・ラテ」の章に、出典で確認できた範囲の選び方だけを編集メモとして置いています。
HARIOの「粕谷モデル」は、メーカーによる廃番・生産終了の告知は確認できていませんが、HARIO公式ネットショップでは購入できる状態を確認できませんでした。掲載は続けたうえで、販売先を確認できないタブは「◯◯で探す」として検索結果を開くようにしています。後継とみられる別品番の商品へリンクを付け替えることはしていません。